時間湯が、実質的になくなったその真相と流れ、その4
時間湯の湯長制度が廃止になる。温度が下げられるという目まぐるしい変化は正味5か月でおこりました。
いったい何が起こったのでしょうか。疑問に思う方も大勢いるかと思います。
まず、おさらいと更なる考察を含めて時間湯にまつわる背景を見てみましょう。
・町長は責任を取りたくない、時間湯と関わるのは邪魔さえしなければ静観するが自分の反対勢力に回るなら潰すという立場。
・元々時間湯を快く思わない人たちがいる。
・町の人は時間湯を知らない。もしくは関わりたくない。
・役場の職員は人事権を持っているが町長が怖いから何も言えない。
・実際に町長に逆らい干された人を見ている人は何も言わない。
・観光化の流れで湯治は宣伝されない。文化面だけが強調される。
・そして、湯長が政治的な動きをするのを町長は快く思っていない。
・理解ある人は町の現状を憂いている。
・町長の政策に反対する人もいる。
背景としてこのようなものがあります。
時間湯は、本来病気の人のためのお湯として存在してきましたが、利権に預かろうとする人たちや政治的に邪魔な存在となれば、潰されてきた歴史があります。
町の政策、時の権力者の意向、時間湯を利益の道具とする者たちによって翻弄されてきました。
そのような現状は本当の湯治環境としてよろしくないという思いから、友の会、OBなどが奉仕の精神で活動をしてきました。
詳しくは、アマゾンより、飯塚玲児著 『草津の闇』がデジタル書籍で販売となっておりますので是非お読みください。
時間湯と町長の関係は、時間湯は積極的ではないが応援する。ただし政治介入や自分の政策に反対しなければという立場でした。
しかし、地蔵区の開発において、自分の計画した町づくりに時間湯の湯長室が邪魔だったために手を付けなければならなかった。
そこへ入れ知恵をし、耳元でささやく人がいる。そして、時間湯の湯長制度の廃止に踏み切りました。
そのさいに湯長に対する不正を探しましたが、まったく見つかりませんでした。
議会で発言してしまったため引くに引けず、疑いという形で町に情報を流し、情報操作を行うしかありませんでした。
そして積極的に行っていたのが時間湯を快く思わない人たちでした。
快く思わない人たちは、湯長に恨みがあるか利権を排除された人の一部ということになります。
草津議会においても、町長の長年の議会対策で反対勢力は存在せず、反対派はごくごく少数であり、意見は空気より素早く通りました。
こうして、時間湯は瞬くまでに解体されていったのです。
さて、この話に入湯者の声があったでしょうか。現場の意見はあったでしょうか。伝統ある湯もみはどうするのかの話は出てきたでしょうか。
当事者不在で決められた時間湯の湯長制度廃止と温度低下です。
真相は、湯長、時間湯が湯治客の便宜を図れば、利権から離れていくことに快く思わない人たちが、町長に悪口を吹き込み、
湯長室の取り壊しに反対したのを機に町長が時間湯の解体に走った。
時間湯について、温泉についての理解も地元の人は興味がないか恩恵にいづいていない、また町長が怖いため目立った反対にはなっていない。
本当に温泉を理解している人が声を上げているが、情報操作で封殺されている。悪貨は良貨を駆逐するではないが悪い噂が先行している。
これが時間湯で起こった真相なのです。