町の共同浴場、コロナの影響で観光客を排除。

 

 

 緊急事態宣言が出されて以降、草津温泉でも外出の自粛ムードとなり週末でも全くといっていいほど観光客はいなくなりました。

 

 それにともない、ホテルはゴールデンウィーク明けまで休業を余儀なくされています。

 また土産物屋や飲食店も休業を余儀なくされているところも多いです。

 

 

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 卸業者は在庫を格安で販売したりしています。飲食店もお弁当の宅配サービスをしたりして、この状況を乗り切ろうとしているところもあります。

 

 ホテルが休業になり、従業員は日銭を稼ぐために店屋など他のアルバイトをしていた方もいましたが、いまは町の経済が動かないためそれもできなくなっています。

 

 町の施設である西の河原温泉、茣蓙の湯、大滝の湯も営業を停止しました。

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 今まで考えられなかった事態が起きています。

 

 また、それにともない各共同浴場コロナウイルスの影響を抑えるという名目で湯畑周辺のお湯を除き、観光客の入湯を制限し始めました。

 ほとんど観光客が来ていない中で町民以外の入湯を断る理由が今一つ理解できません。ウイルスは外部からもたらされるものであるとの考えから、町民にうつることを懸念しての処置だと思われますが、感染源がわからないし、調べようもないウイルスにたいして、町民と外部の人との感染の区別ができるのでしょうか。

 

 以前から湯畑周辺の共同浴場を除き、観光客が入湯してくるのを快く思っていない人がいることは周知の事実です。共同浴は町民の者であって、観光客は決められたお湯に入っていればいいと考える人もいます。

 

 確かに区で管理をしているので、マナーなどの面でトラブルがあるのも事実ですが、環境客を排除するのは行き過ぎのような気がします。

 

 このコロナウイルスの騒動で自粛というならばわかりますが、それに便乗して排除をするということは、観光で生きる草津温泉としてはあってはならないことでしょう。

 

 管理をしているからといって自分の風呂と勘違いをするなら、差別意識、特権意識が助長され、「入れてやっているのだから、文句を言うな」というとても上からの目線になることが危惧されます。

 お客あっての草津温泉ですので、行き過ぎた規制は自分たちの首を絞めかねない行為に他なりません。

 

 この共同浴場の処置が、コロナウイルス騒動の便乗出ないことを願います。