草津温泉に来る方は注意!
今年の冬は雪が例年以上!?
草津温泉も冬の真っただ中でありますが、今年になっても雪が多くなっています。雪が多くなるということは、それだけ町中の除雪の出動が多くなるということですが、その除雪に当たり町民向けの回覧にもお願いが掲載されました。
草津の除雪事情
草津温泉は標高が高いゆえに冬の降雪も周辺地域と比べて格段と多くなります。
そのため、町の道路においては、融雪道を敷いて雪を解かすほかに工事業者の車両を使い町の中の除雪を行っているということだそうです。
除雪は雪が降った後に逐一されるそうですが、その除雪作業の邪魔にならないように町民へのお願いがこうして出されるわけです。
なぜ道路に雪を出す町民がいるかというと目の前が融雪道だったりする場合道路に雪を出せば融けてくれるということがあります。道路が勝手に融雪してくれるので自分家の敷地の雪をだして溶かしてもらおうとする人は結構いるそうです。
ただこれをやると自動車の事故につながる可能性があるので町としてはそうした行為をしないようにお願いしています。
また道路にカラーコーンを置いて自宅のつららが落ちてくるのを防止したりもしていることもあるそうですが、こうした行為も除雪の邪魔になりますが、これは仕方ないかもしれません。
事故があった場合は、所有者の責任が法的に問われることを警告しています。このところは難しいですね。というのも狭い道や道路ぎりぎりで家が建っていることろも草津は多くてどうしてもつららの落下を防止しようとすると道路にはみ出るということがあります。
法律にうるさい町なので警告を出して予防線は張っておく感じです。
除雪は頻繁に入るので今年の冬は除雪作業の町の出費がかさみます。財政的にこのぐらいは予算を取ってあるので何ともないでしょうが、コロナ禍のなかで少しの出費でも行政としては心配ネタであることは確かでしょう。
いよいよ始まる立体交差事業
草津の玄関である国道292号とスクリバ通りがぶつかる三叉路にこの度立体交差ができることとなり、その工事が始まるとのこと。
これは草津の長年の課題である交通渋滞を解消するための工事となる。ご存知のように草津は有名な温泉地であり、主に観光客が訪れる町である。
しかし、草津に入るためには、おもに六合村方面かこの草津道路を通ってくるぐらいしかない、とくに冬場はこの292号線の出入りが多くなり週末にかけて交通渋滞が起こっていた。
この三叉路はスクリバ通りは一方通行であり道は草津に下るだけ。もう一方の道は先の丁字路で草津からでる車と入る車がぶつかりここでも信号で渋滞が起きていた。
そのため週末になるとかなりの混雑が発生して、内外でその解消が求められていたのであるが、
ようやく工事が始まったということだ。
交通規制の内容
まず草津に入る車両であるが、小中型車と大型車では進む道が違う。
小中型車は右の一方通行(絵では緑の部分)を下り草津に入る。大型車は左の道を行きホテル桜井方面へ向かう(赤い部分)
これにより、大型車が草津のバスターミナルに向かうには迂回ルートを通らなければならない。つまり、大型バスは従来よりも到着が若干かかるとみられる。
図では書かれていないが、バスがバスターミナルに向かうには本来信号はなかったが、このルートは二つ信号を経由しなければならない。そこで手間取る分遅くなる可能性がある。
もっともターミナルの入り口出口を本来の逆にすれば一つ信号を通るだけで済むがそれはJRの対策次第であろう。
草津に訪れる際にはこの規制は注意したいものである。
ここにもあるのでチェックしたい方はリンクを踏んでみてください。
温泉門という見栄っ張り
さすがは草津温泉である。日本一の温泉を惜しげもなく使い切るためこの立体交差に温泉の流れるゲートを作り、観光客を迎えようという何とも太っ腹な計画も同時に進んでいる。
この立体交差をくぐる門に温泉の流れる滝ををイメージしてそれを流し観光客を出迎えるというまさにバブル的発想の壮大な計画である。
草津町はそれだけ観光に注視しており、なんとか観光につなげたいと願っている。
そしてこの立体交差の完成のあかつきには、近くに駐車場を整備し、湯畑まで徒歩で行き交える道を整備して周辺の商店への活性化を促すということもある。
そのためその観光客需要を見込んで工事をする店舗もあるようだ。(緑の部分の道)
ただ懸念は、湯畑から徒歩だと遠いということと上りは結構な坂道でありどれほどの利用があるかは未知の部分がある。人や車の動きは予想外のことも起こるので、不確定要素があるのは否めないであろう。
さて、この立体交差の温泉門であるが道路工事自体は賛成する人も多いだろうが、温泉門については賛否が分かれているようだ。草津の温泉は日本一の自然湧出量だとは言え限りがあり、温泉許可の料金や使用料も高い。それを惜しげもなく使うのはどうかという話。
また、黒岩町長は温泉量は増えたといっているが、実際は湧出量は変わらないかむしろ減っているという。
また、コロナで財政の先行きが見通せない中、町民に金を使わず、工事ばっかりしているという批判もある。
それで費用対効果が得られていればよいが、聞くところによると町長が肝いりで作った施設は軒並み低調だとか。そうして面からもこの先の草津財政の足を引っ張るのではとの懸念もある。
コロナ禍で子の先の観光事業の変化にどう対応していくのか。4期目を向かえる町長の手腕の見せ所であろう。