開発再開、草津温泉、ポストコロナを目指して

 

 ポストコロナの観光業復活に向けて

草津温泉もコロナウィルスの蔓延防止の影響でここ数年は観光客の激減に見舞われた。産業が観光業に振り切っている草津町においては、他の観光地と同じく、相当なダメージを被った。

もちろん今でも回復はしていないが、移動制限がなくなり観光客は押し寄せるようになった。ゴールデンウィーク中も以前のような混雑があったと聞く。

そして、今後の観光客の増加を見込んで草津町内も町、民間と開発が進んでいる。今回はそんな草津町内で行われている工事現場をご紹介して行こう。

 

 

 草津温泉でも開発は続く

こちらは草津の入り口の292号から草津町へ下っていく三叉路の左側。

ここは町が土地を買い取り、駐車場を整備するとのことです。草津は週末になると観光客の車で湯畑周辺は大変混雑し渋滞の原因となっている。それを解消するためにこの三叉路を立体交差にして車は、この駐車場にとめてもらい湯畑までは歩いてもらおうという計画らしい。

以前に当ブログで紹介した温泉門の立体交差の場所である。

 

 

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こちらはこの駐車場予定地に隣接するカフェです。まだ開店はしていないのかな。

森田コーヒーとある。団地の1階にあり、恐らくこの駐車場客を当て込んで作ったのだろうと思われる。

 

湯畑の上の方にある階段を登ると光泉寺というお寺さんがある。そこの境内に建設予定の塔?どんな塔になるのかは不明だが、高さは15メーターぐらいか。

ここも最近になって工事が始まったようだ。

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この光泉寺草津での由緒あるお寺で日本三大温泉薬師の一つに数えられている。

詳しくはHPがあるのでこちらをどうぞ。

光泉寺のご案内

 

こちらは湯畑から西の河原へ続く小道の途中にある空き地。ここも何かの店舗できるとか、旅館ができるとかという話がある。

ここは、前回のブログにも書いたおさ湯があるとおりで、おそらく何かの店舗が建つのだろう。

結構空き地になると広い。上の土嚢を積んでいるところが崩れて、建物を取り壊したそうだが、まずはあそこの整備をしてからだろう。

 

 これからの観光はどうなる?

 

 まだコロナの蔓延は終わっておらず、インバウンドも制限されている状態で以前のような経済回復は困難だと思う。

 しかし、外国人、特に中国人が大挙してやってきていた草津はなんか騒然としていて景気は良かったのだろうけど観光としての雰囲気は損なわれていたように感じる。

 日本人観光客には、若年層をターゲットにした町づくりを進めてきたのが功を奏したのか多くの若者が来て賑わっているが、一人一人の単価というと総じて少なくなっており、以前のバブルのころのような客単価にはなっておらず、入り込み客が増えても景気は以前のようにはなっていないし、これからも景気がよくなるのは見込み薄である。

 

 草津で行われている各祭りもここ数年中止が続いており、これもお客の入りに影響しているだろう。

 観光一辺倒に上振れしている政策がいいのか悪いのか。こうした非常事態の時に試されている気がする。

 草津は、温泉とういう資源があり、逆に言えばそれしかない土地である。目立つ産業はなく、どこも温泉に基づいた営業をする会社とそれを支える会社で成り立っている。

 だからこそ、温泉の利用の仕方が、観光だけに頼ってよいのかという点においては、今後議論されるべきであろう。

 草津地熱発電は絶対に反対なので今後も手を付けないだろう。古くからの電動である湯治も儲からない、という理由で辞めてしまった。

 しかし、日本有数の天然資源を観光に振り切って、何かあったらどうしましょうでは今後にも不安を残すことになるだろう。今一度、温泉の利用の仕方を議論してもよいのではないだろうか。