23年になっても草津では問題多発?!どうなる万代鉱源泉
新年あけましておめでとうございます。ブログの更新も延び延びになっていますが、引き続き草津温泉の中の事情を暴露していきたい所存です。
一地方都市の話をすることで地方では都市部と違う構造、考え方に触れて頂き、日本の地域の大部分を占める地方がどのような問題を抱え、どのように考えているのかミクロの部分をよく見ることで、マクロ的な日本の俯瞰の手助けになればと思います。
引き続き当ブログも頑張って更新をしていくつもりですのでどうぞよろしくお願いします。
閑話休題(それはさておき)、相変わらず草津温泉では、新井セクハラ冤罪事件の余波も収まらない中、今度は草津温泉の最大湯量を誇る源泉、万代鉱源泉がやばいということをお伝えします。
万代鉱源泉ってなに?
草津温泉は白根山の雪解け水が地脈を通り長い年月をかけて町中に下り、毛細血管のように広がり自然湧出をしていきます。
主な源泉で有名なのは、白旗源泉、湯畑源泉、地蔵源泉でしょうか。
万代鉱源泉は、他の温泉源とは違い。自然湧出ではなく、硫黄鉱山にて採掘中に偶然当たった温泉脈です。
白根の天狗山に向かう途中に濛々と湯気を出す場所がありますが、そこが万代鉱の源泉となります。
温泉の温度は他の源泉よりも高く95℃。酸性度が高く。PHは約1.66。レモンが約2.0 コーラが2.2 お酢でも2.3~3.0ぐらいですからいかに酸性度が高いか分かります。
9月21日に万代鉱の供給量が減少し、調査の結果配管に亀裂があることがわかりました。
調査の結果原因はわからないとしています。源泉を貯める貯蔵タンクがありそのうちの2つがたまらない状態になったとか。
そして、急遽復旧工事を試みたが、記事にあるように温泉が高温であるため作業が難航して、役場の職人にもけが人が出たようです。
万代鉱が止まるとどのような影響が出るのか。
万代鉱はその源泉の熱さから、各旅館、共同浴場に配当する場合温度を下げて、約55℃ぐらいにして送ります。
その際、熱交換機を行うのですが、温められた水道水は60℃ほどにもなり温水として各家庭、事業所に送られ、これが給湯器のいらない蛇口をひねればお湯が出るシステムとなっています。
つまり、万代鉱の供給が止まるということは、この温水が止まるということになり、各家庭にとっては死活問題となります。
これから起こりそうな事態
万代鉱の供給量が少なるということは、この熱交換によって生まれる温水も少なくなるということで各家庭には取水制限が設けられることになります。
それがお知らせにあるように節約のご協力の要請です。
さらに、万代鉱の量が減るということは、道路の融雪に大きな影響が出る。配管によって供給される万代鉱を路面を通り流すことで、道路の融雪につなげている。供給量自体が減るので道路の凍結の誘拐に影響が出ることは必至でしょう。
この道路の融雪に対しては、除雪を多くするなどの対策が打たれるが、除雪費用と供給量の減少による温水収入の減少は、草津の財政には悪影響となります。
つまり、これが黒岩町長が政治生命をかける理由となっている。また、現在進めている立体交差の温泉門に万代鉱を使用する予定であるため、町民から批判の声も出ている。当初の計画で足湯が計画されていなかったの強引に町長が推し進めた結果道路が迂回する計画になり融雪のための万代鉱の量も増えたと聞く。そのため生活のための温水を削って、無駄な温泉門を作っていると言われかねないため、復旧工事は町長喫緊の案件となっています。
春まで抜本的な復旧工事は行われず。温泉門に多大な湯量を割くことは果たして妥当なのかとの意見が町民から出てくるのも当然でしょう。
それも踏まえてどうこの冬を乗り切るのかが町長の手腕が試されれています。