商標登録騒ぎで、草津温泉の余震はつづくよどこまでも。
草津の伝統的湯治法 時間湯 が伝統湯になる
令和3年11月8日付の上毛新聞の一面に草津温泉に伝わる湯治法、時間湯に関わる記事が掲載された。
タイトルを『湯治文化と観光共存』と銘打ち、時間湯から伝統湯に改名をして地蔵の湯周辺の開発をアピールし、観光につなげるという内容になっている。
この記事の要点はこうだ。「湯長」を廃して「湯守」とする。地蔵の時間湯は貸切風呂として、底を浅くし、シャワーを設置して観光客に開放する。千代の湯は湯守を置き、湯もみやかぶり湯といった作法を指導する。地蔵の湯は有料、千代の湯は無料として観光客が利用しやすいようにするという。
下の画像は実際に一面に載った記事。時間湯の話がローカル新聞とはいえ一面に来るのは異例。
草津温泉の時間湯
時間湯というのは、草津温泉に古くから伝わる湯治法である。浴客が集団で湯を揉み、3分間の入湯を行う。それを決められた時間に集まり行うことから時間湯と呼ばれるようになった。湯もみ(準備運動)、湯かぶり、入湯、汗だしを1サイクルとし、通常一日に3回ないし4回の入湯を行う。
草津の湯は湯口から取り入れても浴槽にたまる湯は高温であるため入浴には温度を下げる必要があり、木の板で合わせて揉むことにより湯もみが始まった。その後、東大医学博士の三沢敬義氏と地元草津の浴医局の布施廣雄氏により上限温度を48℃とした。時間湯は医療制度の整わない時期から多くの浴客の病を治し、現代においても、アレルギー疾患をはじめ病の克服に大きな役割を果たしてきた。
その時間湯が湯長制度の廃止、そして今回の時間湯利用の廃止となったのは、現草津町長の黒岩信忠氏の医師法に抵触する可能性、湯長への不正疑惑を上げ、歴史的文化的遺産である時間湯の利用を停止し、観光目的利用に転換したことから大問題に発展した経緯がある。
元来時間湯は町の施設を借りた独立運営をしていたが、湯長の身分保障がないまま、ボランティアのような低賃金労働を余儀なくされていたことから、草津観光公社の所属の職員として身分保障を行い町の公社に所属して委託業務として運営されてきた。
伝統湯一面記事考察
bおそらくこの記事は群馬県内だけであろうが、時間湯についての記事が群馬県で最多部数を誇る上毛新聞の一面を飾るのは異例中の異例であり、何かしらの意図があることは容易に想像がつく。
この記事にあるように黒岩町長が時間湯の湯長の経費の不正使用と言い出したのは議会においてである。町長は実際に不正があったとは言っていないし、証拠も何一つ見つかっていないという話だ。
また、法令に触れるという点においても実際に触れているわけではなく。実態の聞き取り調査も行われていないという。また 浴医局という地元の町医者との連携があるという話も出てこない。
こうしたことが調べてみるとわかってくる。
つまり、
徹底取材を行わず書かれた記事としては片手落ち感が否めない。
記事は桜井俊大という草津担当の記者が書いたそうだが、草津町の黒岩町長とも連絡を取り合える間柄と聞こえてくる。つまりこの上毛新聞一面記事は、町長の思惑が働いた可能性があるということだ。では何の思惑なのか。
それは
選挙がらみ――!
ではなかろうか。
新聞媒体を使って自分の改革者としての実績をアピールしようとする狙いがあるのではないか。
ただでさえ、セクハラというレッテルを張られ、やっていないとしてもダーティーなイメージがついてしまったことは確かであろう。
イメージの払しょくに躍起になるのは、黒岩町長が退陣するのがよいと考える人は町に大勢いるからであろう。
そうした声を押さえるにもこうして新聞を活用することが有効ではなかったのではないか。
商標登録による名前の変更
さらに時間湯の関係者が、黒岩町長に先んじて、商標登録申請をしたことにより、町長が激怒して、名称を伝統湯としたことが明らかになっている。これについて黒岩町長は、
「(関係者らによる時間湯の)私物化の証しそのものだ。いつまでも科学や法令に基づかない伝統への独善を断ち切る意味でも、『伝統湯』と改めた」
としている。
しかし、逆に考えちゃいなよ。時間湯として機能しないのに時間湯を商標登録して名乗ろうとしていたことは町としてどうなのよ。
そもそも時間湯の名前は町のものでもない。100年商業利用を目的としなかったのにここへきて商標登録をしようと町長が考えたとは容易に想像がつくが、さて伝統を守ることと明らかに矛盾していないかい。
時間湯関係者に察知されて先を越されたというなら、先に観光化を思いついたのは黒岩町長ということになる。
伝統を守ると言いながら商業化をして観光目的化を進め、湯治をしないとするなら、そもそも商標登録をしようとしたこと自体、町長自体が迷走しているのではないの。
声高に叫んでも道化を演じているな印象だよ。
裏草津と命名する地蔵堂周辺施設
さらにこれに合わせて地蔵の湯の周辺を整備し、新たに足湯をリニューアルし、顔湯を設置、地蔵の湯裏手には、草津ゆかりのまんが家の図書館とカフェが設置される。
綺麗に整備されて観光に寄与はするであろう。この地区の歴史や事情を知らない観光客は見た目だけの施設に満足すると思う。
施設自体できることや町の景観が良くなることはなるほど良いことかもしれない。しかし、伝統の継承と観光化は分けて考えたほうが良いのではとも思う。
湯治の文化の衰退
草津温泉の時間湯を知らない人には特に問題点がないように見え、むしろ新しくきれいになったことでよくなるように見えるかもしれないが、この時間湯から伝統湯となることには大きな問題点がある。
まず、一番の問題は湯治としての入浴が出来なくなってしまったことだ。地蔵の湯は時間湯の利用が廃止となり、安全管理をする人間も、湯もみで湯を作ることもない。また湯治にたいして助言する人もない。単なる貸切風呂では湯治ができるはずもなく、歴代湯長が受け継いできた技術を発揮する場所ではなくなった。
また千代の湯についても、あくまで観光客に対する説明がメインで、湯長がいないなかで湯治の技術を受け継がない「湯守」が実際にお湯を作れるのかは甚だ疑問である。
黒岩町長は「これまでの歴史で、科学や法令に基づかない伝統への独善が大きく膨らんでしまった。本来の伝統的な入浴法をしっかりと受け継いでいきたい」と発言しているが、時間湯の研究は群馬大学をはじめ過去にされており、論文も出ている。時間湯に関する書籍もあり、そのなかで詳しい湯治のメカニズム解説も解説している。臨床事例としては130年以上の歴史の中で多くの湯治客の感謝がそれを物語っている。黒岩町長の伝統への独善は、歴代湯長の功績を否定する発言である。
そこのところを無視して科学やエビデンスというのならきちんと湯治の科学的メカニズムを検証して、湯治のできる環境を整えるのが本当に科学や法令を遵守する人の立場だろう。
今のままでは、単に責任を取りたくなくて逃げているだけに見える。本当に大事にするなら関係者と向き合い。正面から話し合い。正解を導くのが筋ではないか。
セクハラ問題でそれもできないなら、身を引くというこれだけの騒ぎの渦中にいる人なので身を引くということも英断であろう。
せっかくの歴史あるそして効果のある時間湯なのだから、わだかまりを捨て湯治客に求められる本物の湯治を成し遂げてほしいものだ。
議会を見ると政治が見える。 草津町議会の巻
草津町議会だより
群馬県草津町で発行されている。草津議会で行われた議案や質問などが掲載されている広報誌です。
Web上でも閲覧可能なので興味のある方は、リンクをはりますので詳細を確認してみてください。
https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1485397209534/files/gikaidayori.pdf
ハーモニー第158号
今月の草津議会だよりは、令和2年度の決算が載っている。
決算は前年度の会計が終了、つまり議会が承認した時点ですので、毎年この時期の掲載となる。
草津町の決算総額、は86億2976万円、一般会計は、60億3308万となった。
会計は9のつに分類され草津では、
一般会計
となっている。それで最後の7、8が草津ならではの会計だろう。
7の温泉温水供給事業とは、その名のごとく水道と同じで温泉利用をする施設に温泉を供給することと、温泉の熱を利用して温めた温水を各家庭や施設に供給することに関する会計だ。
温水は温泉を利用して水道水をたためて供給していますが、かなり熱い湯が出るそうだ。
また、温泉事業については以前のブログで温泉条例を取り上げていますので、合わせてみていただけると、草津の温泉に詳しくなれそうだ。
8の千客万来事業というのは、平たく言えば観光施設の運営やお客さんを呼び込むためにかかる費用や経費に関することだ。
この千客万来事業において、指定管理会社制度をとっている。
町の施設を管理会社に任せるて運営させるということでだ。
この草津議会だよりハーモニーを見て気づくこと。
- 予算の特徴
- 議会での議員の発言
- 何が問題となっているか
- 町長と議会の関係性
今年もなにかと世間を騒がせた草津町。詳しい数字や事細かな発言は冊子を見ていただければわかる。
ここでは、それを踏まえて草津町ではどのようなことが起こっているのかをまとめていきたいと思う。
予算の特徴
令和2年度の決算金額は86億2976万で前年が81億1823万円なので約5億ほど増加している。
また一般会計も52億7162万から60億3308万へと増えています。意外と町の規模からして予算額が多いと感じる。これも人気の温泉だからか。
その人気は観光業に依存する町ですから、コロナウイルス蔓延におけるダメージはたいへん大きく、来年にかけて収入の減少、納税負担の滞納も増えてくることが予想され、町でも警戒感がある。
毎年のことですが、滞納者には厳しい姿勢で取り立てるようだ。しかし、滞納者は季節労働者や低所得者が多くいますから困難な状況にはあるでしょう。コロナの影響で1年猶予しましたが、どこまで回収できるかは未知数だ。
草津は観光業中心の為、労働者の移動も多く、税金の滞納なども近隣より多くなりそうだ。
またふるさと納税の減少も顕著なようです。草津は地元で使えるクーポンが返礼品なので影響は直に来ています。6千9百件にも及ぶ寄付がきていると町長は言っていますが、それでも減少をしている事には変わりないだろう。
議会での議員発言
各議員の質問に対して、町長の応答で誰に敵意むき出しなのかすぐにわかります。あまりに感情的なので笑えるぐらいだ。
例えば、
金丸議員の来年一月の町長選への意気込みを聞かれると、
町長
12年間務めてきた黒岩町政、福祉、教育、観光施策の評価、また今後進める立体交差と温泉門、大型無料駐車場の整備、本町中央通りの整備、コロナ対策、時間湯改革に伴うテロ行為、有権者の皆様に信を問う選挙になる。そして町民の皆様に信任を得て町長の職に就けるなら、コロナ対策先ほど申し上げた自t業を完成させるために全力で取り組みたい。
と与党議員には丁寧且つ饒舌に答えている。
ちなみにこの金丸議員は学会票を受けて毎回1位当選を果たしている方で、黒岩町長とのなかも良好である。基本的に何か町長に対して発言する時には、賛辞から始まる。これが与党議員の特徴です。
しかし、これが敵対する中澤康治議員になると、
立体交差について。
中澤議員
費用対効果、温泉の三による被害についても心配する声がある。中止する考えはないか。
町長
議会は議決すればいい。細かいのは行政の執行権に委ねられていて温泉門が幾ら、何が幾らとかかると説明してきた。温泉門が必要か不必要か。議会のたびに反対だという。議会議員には執行権がない。議決差rたことは進んでいるので私としては中止する意思はない。
とつれない。
しかし、これは常に反対を唱えてきた中澤議員の質問に嫌気がさしている面もあるが、対応は顕著だ。
時間湯問題、セクハラ問題、リコール問題、フラワーデモとことごとく対立をしているので当然と言えば当然だろう。
ハーモニーの14,15Pは対照的で面白い部分だ。
草津町の問題
やはり、コロナの影響にによる税収の落ち込みは問題となるだろう。その為、滞納者からいかにして納税をしてもらえるような工夫ができるかが、問題となってくる。
ただ督促を出せばよいという問題ではなく。町としてどう経済環境を完全していくのかも問われてくるだろう。
草津ならではの問題としては、時間湯の問題が挙げられるだろう。
新聞報道でもあるように、条例の改正により、時間湯は、伝統湯と改名され、地蔵の湯は貸切風呂著なり、そこを上げ、温度を44度以下としてリニューアルされる。
時間湯とは、草津の伝統的な湯治場であり古くから高温、3分入湯で湯治客をいやしてきた。しかし、現在の黒岩町長が、地蔵の開発を機に、湯長を非難して追い出し、湯長制を廃止して、温度を下げて、千代の湯を無料開放、湯治客の自由に入れるお湯にした。
しかし、時間湯の商標登録がすでに住んでいたことから、伝統湯という名前に変更、湯治を行っていた地蔵の時間湯はシャワー施設を付けた貸切風呂として観光客に開放するようだ。
つまり、時間湯はなくなり、湯治というよりも観光という側面を強くして開始される予定なのです。
つまり、伝統といっても、商標の関係でこのような名称になっただけであり、時間湯の形は残していこうと考えているようだが、これから始まる貸切風呂が成功するのか失敗に終わるのかに罹ってくるだろう。
失敗が成功かということは、他の施設にも及ぶ、コロナの影響で観光客が減っているとはいへ、町の指定管理者である観光公社は劣後ローンを組むことで何とかなんとか維持はしているが、これ以上観光収入が減ると存続自体が厳しくなってきている。
裏草津と呼ばれる地蔵の裏の漫画図書館などの整備これから作られるであろう温泉門を備えた立体交差と黒岩町長が取り組む開発はこれからも続く。
しかし、それが回収でき、且つ存続できる施設になるかは未知数である。町長の肝いりでできた茣蓙の湯は売上自体は厳しい状態が続いているともいう。
百年先を見据えてといわれているが、果たしてどのくらい持つのかは今後の景気に関わってくるだろう。
議会でどのようなことが決まったか。
町議会では町に関するの様々な事が決められています。議会は町長の行う行政にたいする承認、条例の改正などの承認、そして今回は町の決算に関する議会での承認が行われました。
今回決まったことは、
9月の草津町議会で決まったことは、
各決算の認定
毎年行う決算なのでとくに反対はなく通過。
各補正予算の認定
これも通常通り通貨。
草津町時間湯浴場の設置及び管理に関する条例の全部改正
これは揉めている案件、なにかと世間を騒がせたセクハラ事件にも関連してくる。
町長のごり押し感がある。議会としてはスルー。
町道の路線認定、変更
産廃問題にも絡んでの町道の変更も含んでいる。産廃廃棄所は長年の問題。
温泉引用許可
温泉の引用の意見と許可。ホテルおおるりが草津から撤退したのでそれに伴う引用移転。
あとは役場人事という感じだ。
こうしてみると議会というところは、町の運営にかかわる重要な事項を決めていると今更ながらわかるだろう。
自分たちの水道の料金や草津で言えば、温泉の引用許可も町長が権限を持ち、議会が決める。
コロナの影響で仕事が減っているなかで、大きな仕事と権限を持つ町からの委託は地元で生きる人の重要な生活基盤にもなっている。
であるから、誰が町長で誰が議員なのかということは、実は自分たちの生活に大きな影響を及ぼしている。
国家単位であるとその影響力が大きくて個々人には関係なく思えるが、こうした小さな行政単位だと自分たちの生活に密接にかかわっていることがわかる。
政治がわからないという前に、自分たちの住んでいる地域の議会や市、町、村長が何をしているか、調べてみるとよい。
草津温泉、草津町、繰り返す折込のポリリズム
草津町議員中澤康治氏の折込。
日本一新聞折込が好きな町、草津町からお届けする今回の折込は、
中澤康治町議の新聞です。
中澤議員は草津町で唯一の反町長派の議員であり、新井祥子元町議の擁護派であります。当然、議会そして町長から総攻撃を受けている立場ですが、毎回折込を出しています。
新聞折込なので購読者しか見れない折込を今回も掲載していきます。
渋滞解消、温泉門に異論!
独自の視点で問題提起する中澤康治議員は、町長主導の草津入り口の渋滞解消を目的とする道路整備の立体交差設置についても独自の提案をしています。
中澤康治議員は今ある道路を生かし、一方通行道路を一部両方通行にしてラウンドバウト方式にして費用を安くあげると提案しています。
https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1485405716712/files/kusatsumatiideyu.pdf
立体交差のイメージはこちらで確認できます。
しかし、黒岩町長はナンセンスと一蹴し、現計画は進んでいます。また立体交差付近に駐車場を設けて湯畑まで続く道を歩行者の往来を促す予定。それに伴い道路沿いの町並みを整備していく方針だとか。
https://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1493081593792/files/syu_chuou.pdf
ラウンドバウト方式だとこの人の往来を作り出すことも難しくなるため通り沿いの焦点としては町長案にもろ手を挙げて賛成であろう。
産業廃棄物処分場計画
これも以前から計画があり、草津の町では産業廃棄物の処分場が一つ、計画が二つある。そのうちの一つが取り上げられている草津原の産業廃棄物計画です。
この計画は議会でも以前から取り上げられており、議会でも反対決議がなされているが、実際に許可を与えるのは群馬県であり、処分場の不備がなければ決定をだす可能性はある。
この処分場は推進者が町の人でもあり、反対、賛成は難しいところ。ちなみに草津の前口というところは草津の中心から外れており、そのため見たところ最終処分場もすんなり決まったかのような形になっています。
ゴミ出し問題にも意見
続いてごみの出し方の問題ですが、これは何処の地方でも苦慮している問題でしょう。集積所形式は、ごみを収集する方から見れば手間も省けてよいですが、反面近隣からは、ルール違反のごみは持っていかないので最終的にはその地区で改めて処分できる形にしなければならないというデメリットもあります。
そうした声を踏まえての町長の法律論の展開なのでしょうが、町のトップが法律をかざして呼びかければ、それは脅しと取られても仕方ないでしょう。
この黒井は町長は特にそうした原則論を通す人で、間違ってはいないけど融通が利かない、人の意見を聞かないという声もあります。
行動力と自信はいいのですが、一歩間違うととんでもない方向へ向かう危険もありそうです。セクハラ問題にしても町長が正しいという世論が大半でも、その中にも問題を起こす下地が町長にないわけでもないと思っている人もいます。
しかし、こうしていまだに頻繁に折込が入ることから、草津町はまだまだファンキークレイゼーな町でいたいようです。
今回は新井元町議を支援する会折込
今回は新井元町議を支援るする会の折込
相も変わらず、日本一新聞折込が好きな町、草津町にはいった折込です。
こちらは、新井元町議を支援する会が出した折込です。こうした折込は定期的に出されています。
新聞を取っている家庭は減っていますが、草津ではまだまだ効果があるようで、頻繁に出されています。もちろん新聞を取る場所は旅館関係もそうですが比較的古くから草津にいるところ、若い人間はよそから移ってきた者が多いのでターゲットは有権者層ということになるでしょう。
内容については見て頂いたらわかると思いますが、反町長とリコールの講義が載せられています。
リコールについては、新井元町議はこの話以前から敵が多いこと、話としてはあり得ないと思う人が多いこと、地縁血縁の関係、町長には逆らえないことからリコールの成立は内容云々の話ではなく成立は確実だったでしょう。
しかし、こうしてまだ活動を続けているということは政治的対立はまだまだ続きそうです。
下手をしたら裁判が終わっても対立はなくならないような気をします。
情報くさつ 草津町の折込
情報くさつにて新井元町議を批判
全国一、新聞折込が好きな町、草津にて折り込まれた。情報くさつという個人新聞です。
新聞ではもう取り上げられる機会も減った、新井元議員と黒岩現町長のいわゆるセクハラ事件の続報と新井元議員への批判をしています。
コロナで大変な時期で、町民の間では終わった話として処理したいのですが、煽る人がこうしているので終わらせたくない理由がありそうです。
来年は町長選もあり、さらにその後は町議の補選もあるようなないような。それに向けての布石とも思えます。結局この件は政治的な闘争という色合いが濃いようです。
新井元町議の折込も入りましたので、それも載せていきます。
とにかくこの話題はまだまだ続きそうです。
コロナ陽性者急増!草津町のワクチン接種状況
コロナについて町長の新聞折り込み
草津町で流行っている新聞の折込みがまたありました。
今回は、コロナに関する町長からのメッセージです。新聞の折込み購読者しか手にすることはできませんので、現状の草津でどのようなことが起きているのかお知らせするためにブログに掲載いたします。
草津町がなぜワクチンを確保できるのか。
ワクチンの接種は9月中旬でほぼ完了し、住民の8割以上がワクチン接種を終えることになりそうです。
ワクチンに関してはファイザー製とモデルナ製を選択できます。人口が少ないので混乱もなくスムーズな対応ができ、町民一丸となって接種できている模様です。
あくまで推測ですが、草津町でなぜ早くワクチンを確保できるのかというと、草津が有名な温泉地でありこの地域での経済の中心地であるということも考慮されたかと思います。また緊急事態宣言下でも観光客は途絶えず、首都圏からの流入が止まらないため、山本知事がそのあたりの事情を考慮した可能性もあります。また知事の出身地でもあり、注目される土地でもあるので宣伝効果もあると思います。
黒岩町長は国と県にいち早く働きかけたといっていますので、それもワクチンが早く手に入った一因であるとも思います。
そして町長も医療関係者と同様、いち早くワクチン接種をしていました。即断即決を自認する町長の本領発揮です。草津の町長はよくも悪くも独裁政権、いわば中国共産党と似ています。議会を掌握し、経済的、政治的権限を握っています。逆らえば徹底的な報復が待っているので表立って逆らう人はごくわずかです。
政治的判断が早いということは、それだけ権力を自由に使える立場にいるということです。今回のコロナ対策はその良い面がでました。
そうした目線で文章を読むとまた違った見方ができると思います。
コロナの草津町の今
都会から離れた草津町でもコロナの影響は拡大しています。飲食店から始まり、大手旅館や公共施設でもコロナの陽性者が出ました。風評被害を避ける観点から表立って公表をしていませんので、噂だけが飛び交っている状態です。
全国的にそうであるように各飲食店、旅館、ホテルは大打撃を受けています。緊急事態宣言がなされる前は、営業しても人が少なく、かといって保証をされるわけでもなく苦しい状態が続いています。何とか持ちこたえているというのが現状です。
そうしたこともこの折込みを出す要因になっているかと推測します。それだけ観光地という地域性から危機感があるのではないでしょうか。
草津には来てほしいが、コロナの影響は少なくしたい。相矛盾する命題を突き付けられて政府が方針を出さず混乱している現状では今しばらくこんな状態が続きそうです。
長雨になった夏、草津の天気を考察する。
草津温泉の天気と気候
今年(2021年)の夏は全国的に大雨が長く続く珍しい年となりました。特に西日本では甚大な被害をもたらしており、被害にあわれている方にはご心痛いかばかりかと察しいたします。
一説には近年の温暖化の影響により、日本付近にある前線が押し下げられて停滞する現象が近年起きているといいます。
オホーツク海高気圧と太平洋高気圧が日本上空で拮抗し、冷たい空気と湿った空気が入り込み大雨を降らす前線が居座るというそうです。
気象庁では梅雨前線の延長とはとらえず、これを停滞前線と考えてるという報道もありました。
ニュースではここ数年、梅雨の時期、台風の季節には西日本を中心にかなりの大雨、洪水の被害が出ている印象です。
気象庁の発表を見ても、西日本特に九州においては毎年のように、大雨による洪水、土砂災害の事例が報告されています。
近年言われている異常気象ですが、毎年続けば、これは異常ではなく状態となっている感じはあります。
その要因として挙げられているのが、温室効果ガス(CO2)の排出を要因として世界規模で気温が上昇する温暖化があります。
この温暖化については、異論を唱える科学者や専門家もいますが、学術的なコンセンサスにおいてCO2が影響を及ぼしているという意見はほぼ一致しているので今のところは気温上昇が温室効果ガスによるのは間違いないでしょう。
このことを踏まえて、ローカル地域である群馬県の草津温泉でも気候の変化などがどうなっているのかを見ていこうと思います。
概況
草津は、標高1000メートルを超える高地にあり、夏は涼しく、冬は寒い地域である。
群馬に西側という位置にあるにしては、もっと緯度の高い地域の気象になる。
夏、冬問わず気温、気象の変化が大きく、いわゆる山の天気という印象を与える。
降水量は1728.7mm 群馬県の平均1396mm 気温は低く、雨は多く降る気候といえる。
因みに全国の降水量ランキングでは444位、群馬県内では4位に当たる。これが多いか少ないかはあなた次第だ。
降雪については1991年から2020年の調べで
最深積雪(積もった量の最高値)2月で94センチ、
降雪の深さ(ある時間内に、地表に降り積もった雪などの固形降水の深さをいいます。
気象庁では正時値と1時間前の正時値との差を求め正の値を正時値の降雪量(降雪の深さ)としています)
これも2月では28センチとなる。
基本的には夏は涼しく、冬は寒い。雨と雪は多めで天気は日中を通して変わりやすいというのが肌感である。
草津の四季
あくまで所感ではあるが、草津温泉の春夏秋冬がどのようなものかを述べたいと思う。
しゃくなげの花
春は遅い草津
草津ではゴールデンウィークまでは雪が降る。とはいえ大雪になるのは1月、2月がピークでそれ以降は降っても積もる雪にはなっていかない。風は白根から吹き降ろす風が強く吹くときもあり、冷たい。三寒四温というがくさつでは四寒三温という感じ。
桜はソメイヨシノではなく、山桜でこちらも5月のゴールデンウィークあたりが咲く時期となる。草津に入る道路沿いを山桜が出迎えてくれるのは見どころである。その他シャクナゲも春にさく花で草津の名物であり、この頃の草津は色彩が豊かになる。
白根の高原ルートが開くのもゴールデンウィークなのはこの時期まで降雪、路面凍結があるからだと考えられる。
白根の火口湖
夏は白根の風が吹く
夏でも草津は30℃を超える日はほとんどない。路上では気温がそれ以上に上がるかもしれないが、草津節にも「夏は暑さ白根の風が吹くよ」とあるように、涼しい風が吹くためさわやかな気候となる。とはいへ、日差しは強く、日向にいれば汗をかくほどには暑い。
昔はクーラーいらずだったというが、近頃はエアコンがないと厳しい暑さになっている。温暖化の影響と考えられる。
天気は変わりやすく、午後、夕方になると突然の雷雨が激しく降ることもしばしば、基本的に午後は天気が崩れやすい。出かけるときは雨具が必要となるだろう。
白根の山から天候は崩れていくのでそちらの雲の様子を見れば雨が降るのかどうかの予想はつく。この季節の雨はすぐに上がったり、短い間隔で降ったりやんだりを繰り返したりする。そして朝になればまた晴れるという日も多い。
秋は涼しいを超えて寒い。
遅い春とは違い、涼しい秋の紅葉は早い。8月1日から3日ごろに行われる草津温泉感祭が終わると、草津に吹く風に秋の気配が漂い始める。
9月に入ると気温は徐々に下がり始め朝晩には冷え込んでくる。紅葉は白根の山から下りてきて町中まで達するのは10月の初旬から中旬ごろになる。
秋雨前線があるので雨も降りがちだが、夏と違い1日中晴れている時もある。
冬の湯畑
長く寒い冬
気温は真冬で暖かければ日中でも3、4度ぐらいある。寒いときは氷点下10以下という感じ。
雪は、早ければ12月の中旬から降り始め、遅くとも12月の下旬には初雪となる。ピークは1月から2月で大雪となると一日で腰ぐらいまで積もるときもある。近年では道路の融雪が進み、路上に降り積もるところも少なくなっているが狭い路地などに車で入ると冬仕様になっていない車は立ち往生する危険もある。
湯畑にはイルミネーションされた大きなツリーが登場し、季節を感じさせる。温泉の熱さとの寒暖差が激しいので事故が多いのもこの季節。
基本的には五月まで雪が残るので寒さは長く続く。それだけに温泉のありがたみは大きい。昔の草津は冬住といって、冬の寒さの厳しいときは下の六合村に降りて過ごし、5月になると戻り草津で生活したという。
生産物がないし、経済的な事情もあっただろうが寒さが厳しいということを物語っている。