さらにヒートアップか。草津町初の町舎前のデモ!?
投票明けに早くもシュプレヒコール
リコール選挙から一日明けた7日に新井町議を応援する人たちが町舎前にてリコール反対デモを開催した模様。
これも草津町史で初めてのことではないだろうか。声を大にして黒岩町長への批判を展開していたという。
それを見ても、リコールは成立したがさらなる波紋が広がる可能性はあるだろう。
リコールの結果を受けて各社メディアも続報を報じている。
このニュースの論調は、
町の議長主導で行われたリコール運動に違和感がある。
裁判で決着がついていないのにリコールが起こるのはおかしい。
リコール賛成のポスターが町の公共施設に貼られているのは公平性にかける。
リコールのポスターが逆に誇りと信頼を貶めている。
田舎町の村八分が行われている。
だいたいこのようなことが書かれている。
上記のニュースでは、
草津町のイメージダウンを危惧している。
しかし問い合わせは少なく、そのうち収まるのではないか。
排除は誤解で、虚言だと言われ議会での説明責任がないため。
ポスターの設置は、申請があれば両方の貼付けは認めている。
だいたいこのような論証だ。
こちらは、
セクハラの真偽はともかく、選挙で決めるのはヤり過ぎである。
としている。
こちらは、町民の声を拾っている。
【解職賛成】
・「新井氏の言動が議会を混乱させた。活動報告の折り込みチラシでも町民を攻撃し、町や町民に迷惑をかけている」=自営業の男性(51)
・「新井氏の告発は理解できない。町長は事実無根だと詳しく説明しているが、新井氏は議会できちんと説明していない」=建設業の男性(72)
・「新井氏の言動は草津のイメージを低下させた。議会で説明せず、議員の責任を果たしていない。公職にはおけない。町民はバカにされたように感じている」=会社経営の男性(58)
【解職反対】
・「性被害を告発した人が解職されるなら他の職場でも解雇を恐れて声を上げづらくなる。権力者主導のリコールも一方的で、やるべきではない」=社会福祉士の女性(64)
・「町議選で新井氏に投じられた1票も大事だ。住民に問うのであれば1議員のリコールではなく、議会を解散して町議選をやればいい」=不動産業の男性(52)
・「新井氏と町長のことは裁判で明らかにすればいい。議会や町民を巻き込んでリコールをすべきではない。町民にとっては迷惑だ」=会社経営の男性(60)
この選挙で見えたこと。
賛成反対はあるだろうが、町がこの問題でイメージがダウンしたことは間違いないだろう。
その責任を新井議員一人にかぶせることは、町外の人から見れば、とても違和感や嫌悪感を抱くに十分だった。
そうなれば、この手法を選択した町長はじめ議会の責任でもあるだろう。こうした騒動を権力を動員してハードランディングを目指したところに批判を受ける土壌がある。
つまり、強権的な権力行使は、いままでのニュースが外部にもれない時代には通用していたかも知れないが、既存メディアの他、snsなどのインターネットメディアが台頭してきた時代には、ささいなニュースでも大きく取り上げられることとなり、ローカルで行われてきた既存の概念は通用しなくなってきている。それが今回のリコールでわかった点である。
しかし、依然として町の中では当たり前のように町の互助作用は機能しているし、それが当たり前と考える住民は多い。町を守る防御機能という側面があり、自分たちの生活を脅かす存在は徹底的に排除するシステムは強固でちょっとやそっとでは崩れない。
裁判の問題は、はっきり言って関知するものではない。しかし、どう決着するにしてもこの問題が草津に変革をもたらしたことは確かなようだ。