草津町長がワールドワイドに!

 

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 黒岩町長 日本外国特派員協会で会見する。

 12月14日に東京・丸の内にある日本外国特派員協会にて、草津町黒岩町長が会見を行った。

 

www.jomo-news.co.jp

上毛新聞は地元新聞なので基本的には町長側の広報となる。取材拒否されては困るからというのが理由だが、立ち入りたくないし中立という立場を維持したいというのが本音か。無難な報道に終始している。

 

 

 会見の内容はYou Tubeでチェックできるのでご覧いただきたい。


www.youtube.com

www.asahi.com

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会見の内容は。

  この会見で黒岩町長の論点は、こうだ。

 

  • 「時間湯」の改革で、新井前町議が関係者と共謀し、失脚を試みた。
  • セクハラは事実無根。
  • 電子書籍にて名誉棄損を被ったので訴えた。
  • 裁判でも議会でも証拠を示さない。
  • リコールはしたくなかったが、議会での嘘発言、発言しないことにより決断。
  • 草津の女性も怒っている。
  • 公共施設への掲示板・ポスターは、法律に則るもの、申請があれば両方併記した。

 主な内容はこのようになっている。これまでの発言と変わりなく目新しいところはないが、法律を駆使し、いつも通りの理論武装を展開している。理路整然としゃべるので一見正しいことを言っているようにみえる。事実か怪しいところも自信を持って語っているせいか。だが、突っ込まれるとエキサイトして反論してくる。

 

mainichi.jp

 時系列の経緯は、上の記事で少し紹介されているので見ていただきたい。

 

マスコミ発表だけでは、現場の空気感はつかめないだろうから、少し紹介したい。

 

 まず、町内で新井前町議を嫌っている人は多い。それは騒ぎを起こしているという意見が多い。また、噂や憶測に基づきそう言っている人も多い。実際選挙でみたように議会総出で排除しようと意しているのでまちのコンセンサスが賛成なるのも仕方ないし、実際お騒がせな人物であることには確かである。

 しかし、実際に迷惑をかけた話は彼女の新聞の話、今回のセクハラの話以外はあまり伝わってこない。彼女に同情する声も少なくはない。

 また、町長への批判の声もある。あまりに物事をトップダウンで決めすぎ、政敵を徹底的に痛めつけるから、町長には逆らえないという意見もある。

 逆らう者には裁判を起こして容赦ないという意見もある。

 一方で町の財政を立て直した。集客を実行した。街並みを良くしたという意見もある。

 新井議員は信用できないし、かといって町長ににらまれたら商売できない。だから賛成に回る。町長は地元の人間だし、新井前議員はよその人だから、まとめるとこうなる。

 

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 リコールはやりすぎか。

 hbol.jp

 

 会見で示したところによると、当初はリコールをやりたくなかったということだが、議会での新井前議員の嘘の発言(町長と他の議員の意見)と説明責任を果たさない。セクハラ被害の活動により、決断したとする。

 しかし、公共施設には賛成を呼びかける掲示物を張ることを許可したのも町長であり、申請すれば両方張り出すことが可能としながら、一方の主張だけが張り出された。これは法律論でいえば、正当であろうが印象では一方的であるとみられるだろうし、やりすぎであるととらえられる。そもそも議員を辞めさせる会の代表が議会の議長ということ自体が大いに誤解を招いてる。よそから見れば議会総出で新井議員をいじめているという印象はぬぐえないだろう。誇りと信頼を取り戻すにしては対外的には良作とは言えないのではないだろうか。

 

 なぜ海外まで伝わったのか。

 単に、一地方町の争いでしかなかった。このセクハラ問題がなぜここまでの広がりを見せたか検証していきたい。

 まず、セクハラということが世間では敏感に反応する問題であること。つまりマスコミ受けする問題であり、しかも町長室でことが及んだと話題になれば、ネット拡散時代に伝播もはやい。さらにYouTubuで放送される議会は男性ばかりで、絵としては女性の権利を侵害しているように映る。

 しかも、裁判が途中のまま、めったに成立しないリコール選挙が行われ失職するというショッキングな展開はマスコミ受けするのも当然だろう。海外に伝わるのも納得の話題性である。草津という田舎町で起きた騒動であるが、正直ここまで話題になると驚いているという町長の発言がすべて物語っている。

 

 しかし、このセクハラ問題はまだまだ、予断を許さない展開だ。今月18日には同じ特派員協会でこんどは、新井前町議の会見が開かれる。

 そこでどういったことが語られるのか。町長の発言に対してどう反論するのか。目新しい事実は出てくるのか。それを見なければまだ真相にはむかえないだろう。

 

 

 

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